インサイト値引きとモデルチェンジの推移(2012-01-26)

 次世代のエコカーとして注目を浴びているハイブリッドカー。ハイブリッドカー市場でトヨタのプリウスと並んで期待を集めているのがホンダのインサイトだ。

 インサイト(Insight)は、英語で洞察力や見抜く力を意味する。ホンダは、次世代のハイブッリドカーのネーミング時に、ハイブリッドカーの本格的な普及という新しい時代の到来を洞察する車という意味でインサイトと名付けた。

 実際ホンダの読み通り、温暖化などの環境問題や不景気の後押しもあり、ハイブリッドカーは急速に普及することとなった。

 インサイトプロトモデルJ―VXが初めて姿を現したのが1997年に開催された東京モーターショーだった。当時、運転する楽しみと環境配慮を両立した車として展示されたJ―VXが市販化されインサイトとなった。

 インサイトは世界最高水準の低燃費を目指しコンパクトなヒッチバッククーペ型で二人乗り仕様であった。特徴的であったのはその外観で徹底した空気抵抗削減の為のデザインが施され、リアスカートを穿かせたその姿は正に未来の自動車の形を彷彿させた。

 機能としても抜群の性能を誇り、Cd値は0.25であった。インサイトが発売された同年の1999年にグッドデザイン賞を受賞している。

 車体にはNSXの技術をさらに進化させたアルミフレームを採用し、フロントフェンダー等には初代CR―Xと同様に樹脂材が採用された。原動機はECA型995cc直列3気筒SOHC VTECエンジンとアシスト用薄型DCブラシレスモーターで、ホンダはこのシステムをIMAと名付けた。

 この初代インサイトは当時の量産ガソリン車としては世界最高の35km/?(10・15モード)であり税制面でも優遇された。

 この初代インサイトの販売は2006年で終了し、3年のブランクを経て2009年にまたニ代目インサイトが販売されるまではホンダが持つハイブリッドカーはシビックのみであった。

 ブランクを経て再登場したニ代目インサイトは、二人乗り仕様から五人乗り仕様に変更され家庭を持つ者にも扱い易い車となった。

また初代のシンボルであったリアスカートは姿を消した。車名を変えずにボディ形状まで変化させたのは珍しい例であると言える。

ニ代目インサイトはコストダウンのため、初代に採用されたアルミフレームは採用せず、既存のフィットのコンポーネントをベースにして、極限まで軽量化した。

ニッケル水素バッテリーは初代の11本に対し、バッテリー自体の性能を向上させ7本にまで削減した。ホンダのIMAを駆動システムの基本としており、オートアイドリングストップやエコアシストが全車標準装備となっている。

エンジンはLDA型1339cc直列4気筒SOHC i―VTEC i―DSIエンジンであり、i―VTECは可変シリンダーシステムとしてのみ機能する。

ニ代目インサイトは2009―2010の日本自動車殿堂カーオブイヤーを受賞、また2009年グッドデザイン金賞、2010年RJCカーオブザイヤー受賞など数々の賞を受賞している。

また警視庁で2009年に採用され20台の白黒パトカーを全国数カ所の警邏パトカーとして導入された。さらに捜査用覆面パトカーとして500台程度が全国都道府県に採用され、その機能も証明されている。

満を持して市場に再びその姿を現したインサイト。その透き通るような洞察力はどこまでの未来を見通しているのであろうか。これからも目が離せない。 

インサイトの新車価格と値引き額
新車の値引き目標額一覧

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