購入価格と諸費用
中古車の購入にあたって発生する費用は車両本体価格以外にも、車の登録時に必要な税金や保険料などの法定費用やいくつかの手数料などがあります。
諸費用の内訳は以下の通り
自動車税
都道府県税で排気量により課税されます。
毎年4月に納税しますが年度の途中で購入した場合は登録の翌月から年度末までの月割り額を納税することになります。
|
自動車取得税
都道府県税で車を登録する際に納税します。
取得価格の5%(軽自動車は3%)が税率で新車の場合は車両本体価格+オプション価格の90%から1000円未満を切り捨てた価格を取得価格として、それに税率をかけて算出します。
中古車の場合は新車時の取得価格を基に経年により決まっている係数を掛けて算出します。
|
自動車重量税
国税で車両重量に応じて課税されます。
車検の時に納税する仕組みなので車検の残っている中古車を購入する場合は必要ありません。
購入時に車検を通す場合は中古車でも必要になります。
|
自賠責保険料
強制保険とも呼ばれ車の所有者は必ず加入しなければいけない保険で、正式には自動車損害賠償責任保険といいます。
車検残がある中古車を購入する場合はその分の保険料を販売店に払うことが多いようです。
|
2006年4月改定。(保険始期が2006年4月1日以降の場合は新料率になります。)
消費税
車両本体価格をはじめ、オプション装備や付属品、登録手数料など、ほとんどのものに5%の消費税が課税されます。課税されないのは法定費用のみとなります。
しかし、車検残のある中古車を購入するときには、自動車税や自賠責保険料の「月割相当額」も課税対象になります。
登録費用
車を自分の名義で登録するのを販売店に代行してもらうための費用。印紙代なども含まれます。
価格は販売店によって違いますが代行料がおよそ1万円から2万円と印紙代が2千円から4千円程度となります。
車庫証明費用
自動車保管場所の証明の申請(車庫証明)を代行してもらう費用で印紙代も含みます。
販売店によって価格は違いますが代行料がおよそ1万円と印紙代が2千5百円くらいです。
手続きは簡単なので自分で行えば代行料を節約できます。
納車費用
車を自宅に届けてもらう費用で自分でとりに行けば費用はかかりませんし、販売店によっては無料でサービスしている場合もあります。
下取り費用
古い車を下取りしてもらう場合に請求される場合があります。廃車費用などがそうですが多くの場合は必要ありません。
リサイクル料金
自動車リサイクル法に基づき、自動車購入時(預託済みの場合は不要)に支払うリサイクルのための費用です。料金は車種、車体ごとに異なります。
詳しい金額は各自動車メーカーのHP等で確認することが出来ます。
中古車の購入価格と値引きの交渉
中古車の相場を知ることは大変重要です。相場観を持たずに中古車を選ぶのは難しいでしょう。
オークションなど市場での人気度やグレードなどで価格に差がある場合もありますし、実際には数件程度のお店で数台の車両を見ただけではわかりにくいので、全国的に多くの車両を比較できる中古車検索サイトの利用をおすすめします。